摩尼寺(鳥取城:鬼門鎮護)

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概要・歴史・観光・見所
摩尼寺(鳥取城:鬼門鎮護)概要: 喜見山摩尼寺の創建は承和年間(834〜847)に慈覚大師円仁(平安時代の高僧、入唐八家)が開いたのが始まりと伝えられています。又、摩尼寺縁起によると湖山村に住んでいた字文長者がなかなか子供が授からなかった事と憂い、円護寺に子宝の祈願をしたところ念願成就して1人の女の子が生まれました。女の子が8歳になると急に竜に姿を変え摩尼山の立岩に立つと帝釈天となったそうです。摩尼山は古くから死んだ人間が一度集まる祖霊信仰が残る信仰の山で賽の河原や数多くの石仏が建立されています。摩尼寺は鳥取県内では大山寺大神山神社)と共に天台宗の拠点として寺運が隆盛し大きな影響力を持ち、鳥取城天神山城から見ると北東にあたる為、鬼門鎮守の寺院として歴代領主からも庇護を受けました。

天正9年(1581)に羽柴秀吉による鳥取城攻防戦では城方の毛利氏側に立ち羽柴勢を何度も押し返す働きを見せますが、当時の住職道好が秀吉本陣に呼び出された隙に焼き討ち遭い多くのの堂宇が焼失、道好はこれを悔い自ら命を絶っています。江戸時代に入ると鳥取城の鬼門に位置していることから歴代鳥取藩主から崇敬庇護され、池田光政、池田光仲によって摩尼山付近にあった境内を現在地に移して再興しています。中国三十三観音特別霊場(札所本尊:千手観世音菩薩・御詠歌:こにこがれ おやがしとうて きてみれば まにのおやまは じょうどなりけり)。帝釈天出現霊場。宗派:天台宗安楽律法流。本尊:帝釈天。

摩尼寺の文化財: 摩尼寺仁王門は18世紀後半に建てられた推定される建物で、入母屋、桟瓦葺、三間一戸、楼門形式、下層部両側には仁王像が上層部には十六羅漢像と釈迦如来像が安置されています。摩尼寺仁王門は江戸時代中期に建てられた楼門建築の遺構として貴重な存在で意匠的にも優れていることから平成17年(2005)に鳥取県指定保護文化財に指定されています。摩尼寺本堂は万延元年(1860)に建てられたもので、入母屋、桟瓦葺、平入、正面千鳥破風、桁行4間、梁間3間、正面1間軒唐破風向拝付(銅板葺)、江戸時代後期の寺院本堂建築の遺構として貴重で「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から国登録有形文化財に登録されています。

山門は本堂と同時期である江戸時代後期又は落書き刻まれている明治25年(1889)に建てられたと推定される建物で切妻、桟瓦葺、一間一戸、薬医門形式、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から国登録有形文化財に登録されています。鐘楼は明治25年(1892)に建てられたもの、入母屋、桟瓦葺、平入、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から国登録有形文化財に登録されています。

摩尼寺:写真

摩尼寺
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