布引の滝(鳥取市)概要: 案内板によると「 絹の布を掛け流したように美しいので、この名がつきました。この滝の水は、山の中腹から湧き出る地下水なので長期の日照りでも、豪雨でも水量が変わることはありません。雄大で男性的な雨滝と、女性的な布引きの滝は好対照です。」とあります。布引の滝は鳥取市国府町に位置し、雨滝の駐車場を利用しています。
潜流瀑と呼ばれる地下水を浸透しない地層により岩から直接流れ落ちる滝で、高さ約30mの絶壁の約20mの高さから噴出しています。主要の滝の左右にも水量が少ないものの同じく潜流瀑の小滝が流れ落ち独特の景観を造りだしています。
雨滝と同様に往時は霊場として信仰の対象になっていたようで、延宝年間(1673〜1681年)には専誉上人により選定された因幡西国三十三観音霊場第20番札所があり、御詠歌にも「観音の 誓いあらたにましまさば 奈加礼もたえぬ 布引の滝」と布引の滝の事が歌われています。
布引の滝:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-国府町観光協会
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