雨滝(鳥取市)概要: 雨滝は扇ノ山を源流とする袋川の支流である雨滝川にある滝で、高さ40m、幅4mの滝で鳥取県随一の飛瀑を誇っています。滝により玄武岩が侵食され見事な柱状節理の断崖絶壁があらわになり幽玄で神秘的な雰囲気があり平成2年(1990)には日本滝100選に選定され、同年には鳥取県による「因伯の名水」に、ふるさとの渓流「雨滝渓谷」 として選定されています。古くから雨滝に鎮座している不動明王に祈願すると精神病の快癒や商売繁盛に御利益があるとされ、霊場として多くの人達の修行の場にもなり旧暦8月1日には「お滝まいり」の神事が行われ、現在では毎年6月第一土曜・日曜に開催される「滝開き祭」として継承されています。
雨滝の滝壺付近にある桂の大木は案内板によると「 江戸時代の記録によれば幹の周り20メートル日本名木、320本のうちに数えられていた。『 いつの世に この桂の種生えて 雨の大滝風かおるらん 鳥取藩歌人 小林大茂 』何時の頃か落雷により幹が空洞化し根元から生えた数本が現存している。樹齢数百年の老桂樹には神霊が宿るとされ長寿にあやかるよう祈ったものであった。」とあります。
雨滝:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-国府町観光協会
・ 現地案内板
・ 現地案内板-山陰海岸ジオパーク
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