田内神社(倉吉市)概要: 田内神社の創建は建武4年(1337)、当時の伯耆国守護職山名時氏が勧請したのが始まりと伝えられています。背後の仏石山(標高58m)山頂付近には時氏の居城で伯耆国守護所が設置された田内城があった事から城の鎮守社的な役割があったのかも知れません。祭神は天穂日之命、菅原道真命、宇迦之御魂命で古くは日逢山天神と称していましたが明治元年(1868)に現在の社号である田内神社に改称しています。
案内板によると「建武4年(1357)伯耆守護、山名時氏が国を鎮める祈願所として建てられたものといわれている。国土の守護、学問の神、五穀豊穣の神、食物の神が祀られ、古くから郷土の鎮守として崇敬されている。南方系のアオネカラズが自生し、雲母を含んだ玄武岩がある。 倉吉市 」とあります。
境内正面には切妻、桟瓦葺、三間一戸の神社山門(随神門)、拝殿は入母屋、桟瓦葺、平入、桁行4間、正面1間向拝、本殿は一間社、切妻、銅板葺、妻入、正面1間唐破風向拝付。境内は神域だったこともありムクノキ、ケヤキ、カゴノキ、ウラジロガシなどが自生し平成2年(1990)に343.2uが「田内神社の森」として倉吉市指定の保存林に指定されています。
田内神社:上空画像
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