大日寺大イチョウ(倉吉市)概要: 大日寺大イチョウは永延2年(988)、恵信僧都源信(平安時代中期の天台宗の高僧)が大日寺(創建は承和8年:841年、慈覚大師が開山)を再興した際植えられたと伝えられている巨木で推定樹齢1千年とされます。樹高30m、幹の周囲11.2m、枝張り東西約23m、南北約20m、ヒコバエが20数本。案内板によると「 いちょう科の落葉高木。雌雄異株で4月頃、開花する。永延2年(988年)恵心僧都の巡錫記念として植えられたと伝えられている。この大イチョウは雌木で、秋にはギンナンが実る。主幹は、多数の木根が垂れ下がって地中に入る。大小18本の「ひこばえ」が成長し、人束となって直立しており、これを囲むように多数の石塔(五輪)が並び、中には鎌倉時代まで逆上るものがある。・・・・ 倉吉市 」とあります。大日寺大イチョウは鳥取県有数の巨木で周辺にある大日寺古墓群(鳥取県指定史跡)と共に歴史的景観を形成していることから昭和31年(1956)に鳥取県指定天然記念物に指定されています。
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