旧智頭小学校板井原分校(智頭町)概要: 現在の板井原公民館は昭和以前に 智頭小学校板井原分校として建てられ昭和28年(1954)に現在地に曳家移転してきた建物で、木造2階建て、切妻、金属板葺、建築面積36u、外壁は下見板張、軒周りのみが白漆喰で仕上げられ特異な意匠を排したシンプルな構成となっています。内部は片廊下式の配置構成で1階の集落側の南面が教室となり、南側の開口部は床下からの引戸で略壁一面が建具となっている事から、建具を取り外すと教室が舞台になる工夫が成されています。2階は床付8畳と前室4畳の2つの個室で構成されています。この地は鳥取県選定伝統的建造物群保存地区に選定されている板井原集落の景観要素の1つとして重要な敷地で板井原公民館が「造形の規範となっているもの」に該当する建物との理由から平成18年(2006)に国登録有形文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-鳥取県教育委員会
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