鐘楼(三徳山三佛寺)概要: 三佛寺鐘楼は鎌倉時代に建立され た推定される建物で大正時代に大改修されました。切妻、こけら葺、部材自体は比較的新しいものですが当時の雰囲気を今に伝えています。三佛寺鐘楼は鎌倉時代に建てられた鐘楼建築の遺構として貴重な事から昭和50年(1975)に三朝町指定保護文化財(建造物)に指定され、平成14年(2002)に「三徳山三仏寺建造物群(不動堂、元結掛堂、観音堂、鐘楼堂、十一面観音堂、本堂)」として鳥取県指定保護文化財に指定されています。梵鐘は3尺5寸(約1.15m)、重量800貫(約3t)もある事から麓から鐘楼にある高所までどの様に運んだのか現在も謎とされます。毎年12月31日の大晦日には夜間、冬季の登拝禁止を解除し、降雪の中を三佛寺奥之院投入堂まで登拝、鐘楼では108つの鐘が鳴らされ「日本一危険な除夜の鐘」と呼ばれています。
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