不動堂(三徳山三佛寺)概要: 三佛寺不動堂は奥之院である投入堂の直前の断崖に位置し、建物は江戸時代後期に建てられたと推定され、一間社、切妻、こけら葺、妻入、正面切妻向拝付の春日造風です。崖地に建立されている為、向拝を支える柱が長く、何故か、正面の縁には3方に勾欄をめぐらしています(一見すると建物の内部に入れない、又は入っていけないような構造。又、一部古材が再利用されています)。三佛寺不動堂は江戸時代後期に建てられた春日造本殿建築の遺構として貴重なことから昭和50年(1975)に三朝町指定保護文化財(建造物)に指定され、平成14年(2002)に「三徳山三仏寺建造物群(不動堂、元結掛堂、観音堂、鐘楼堂、十一面観音堂、本堂)」として鳥取県指定保護文化財に指定されています。
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