伯耆稲荷神社(琴浦町)概要: 伯耆稲荷神社は鳥取県東伯郡琴浦町大字箆津に鎮座している神社です。伯耆稲荷神社の創建は不詳ですが伝承によると平安時代末期、一匹の白狐が現れ「近々大飢饉が起るだろう。」と告げると姿を消したそうです。住民は神の使えと信じ飢饉に備えたところ、近年中に大飢饉となり周辺が大きな被害が出たなか、この地域だけ難を逃れました。
鎌倉時代末期には隠岐島に流された後醍醐天皇が名和長年の尽力により隠岐島を脱出、船上山の戦いで鎌倉幕府軍に勝利し京都へ凱旋帰国する際、伯耆稲荷神社で御休息、戦勝と朝廷復興の祈願をしたと伝えられています。その後も、何度も興廃を続けながらも当地域の産業の守護神として信仰されています。境内には伯耆天満宮や賽之神、伯耆弁財天神社、戎・水蛭子神社、八橋野・淡島神社などが建立されています。祭神:宇迦之御魂神。
伯耆稲荷神社:上空画像
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