旧小原家長屋門(米子城)概要: 小原家は米子領主(自分手政治)荒尾家の120石の家臣だった家柄です。この長屋門は江戸時代中期に建てられたもので木造平屋建て(一部中2階)、入母屋、桟瓦葺、桁行20.38m、梁間4.03m、建築面積84u、武者窓付、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張縦押縁押え。大扉の右側に1室、左側に2室が設けられた大型長屋門建築で当時の小原家の格式が窺えます。
当初は西町にありましたが昭和28年(1953)に米子市に寄贈を受け現在地である米子城の旧城内に移築され昭和59年(1984)まで米子市立山陰歴史館として利用されていました。旧小原家長屋門は米子市内に残る唯一の武家建築の遺構として貴重な存在で米子市指定有形文化財に指定されています。
旧小原家長屋門:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
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