三朝神社概要: 三朝神社の創建は大正10年(1921)、近隣3地区の鎮守である湯村神社、外谷神社、砂原神社が合併したのが始まりとされ、村社に列し大正13年(1924)に神饌幣帛料供進社に指定されています。湯村神社(祭神:大己貴命)は三朝地区の氏神で三朝温泉を発見した大久保左馬之祐が崇敬庇護した事から大久保大明神と呼ばれ、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され湯村神社に社号を改めています。外谷神社(祭神:素盞鳴尊)は外谷地区の氏神で当時は牛頭天王と称していましたが神仏分離令により一時排社となり明治10年(1877)に湯村神社の境内社として復しました。
砂原神社は(祭神:誉田別尊・武内宿禰命・大山祇命)は砂原地区の氏神で当初は妙美井山の山頂付近に鎮座し妙見山正八幡宮と称していましたが宝永2年(1705)に字宮ノ上に遷座し周辺三郡(河村、久米、八橋)の住民から崇敬の対象になっていました。拝殿は入母屋、銅板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、本殿は一間社流造、銅板葺き。手水鉢にはラジウム温泉を引き込んでいます。
三朝神社の境内はムクノキ(樹高28m、太さ0.62m、樹冠24m×20m、推定樹齢500年)やタブノキ(樹高25m、太さ0.34m、樹冠18m×12m、推定樹齢300年)やなどで構成され、社叢が昭和63年(1988)に「三朝の名木」に指定されています。又、境内は昭和4年(1929)に製作された映画「三朝小唄(マキノプロダクション・主演:岡島艶子・秋田伸一)」のロケ地なった場所です。祭神:誉田別尊、大己貴命、素盞鳴尊、武内宿禰命、大山祇命。例祭:10月17日。
三朝神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-三朝町教育委員会
・ 現地案内板(由緒)
・ 現地案内板(映画「三朝小唄」ロケ地)
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