山陰民具(倉吉市)概要: 山陰民具店舗兼主屋は江戸時代中期から後期にかけて建てられたもので(明治時代後期に改修)木造2階建て、切妻、桟瓦葺、平入、桁行5間、梁間6.5間、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、正面下屋庇(桟瓦葺)、出格子付、建築面積119u。内部は西側が1列3室の居室、東側は建物背後まで抜ける事が出来る通り庭(土間)で構成されています。山陰民具店舗兼主屋は2階部分が改修されていますが江戸時代に建てられた町屋建築の遺構として貴重な存在で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている倉吉の町並みに大きく寄与し、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成19年(2007)に国登録有形文化財に登録されています。
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