岩井温泉: 東源寺

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概要・歴史・観光・見所
東源寺(岩井温泉)概要: 医王山東源寺は鳥取県岩美郡岩美町岩井に境内を構えている天台宗の寺院です。東源寺東源寺の創建は平安時代の初期、藤原冬久(藤原冬嗣の後裔)が後継争いを避けこの地に訪れたところ、大病を患い床に伏せました。すると、薬師如来の化身と思われる神女が現れ、杖を突き刺すとそこから滾々と温泉が湧き出し「この霊泉を浴びれば平癒するだろう」と告げ姿を消しました。冬久はその温泉を浴びたところ、たちまち病が癒えたことから神意と悟り、自ら薬師如来像を彫り込み安置したのが東源寺と岩井温泉の始まりとされます。その後、東源寺仁明天皇の時代に慈覚大師円仁が訪れた際にこの故事を聞いて栄山如来寺に改称し自ら彫刻した薬師如来像を安置すると寺運も再び隆盛しました。さらに、貞亨3年(1686)には本堂の他、三重塔、権現堂、愛宕堂、鐘楼なども整備され寺号も医王山湯元寺に改称、当地域の薬師信仰の中心的寺院、岩井温泉の守護神として多くの信者や、岩井温泉の湯治客などから信仰されました。その後、因幡国の東の名湯の源泉という意味に因み寺号を東源寺に改称しています。

東源寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行4間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、境内には藤原冬久が岩井温泉に浸かっていた際、発見したという「長者の薬師水(温泉で湯浴びをしこの霊水を飲むとどの様な病も治ると伝えられています。)」があります。中国四十九薬師霊場第47番札所。因幡薬師霊場第5番札所。山号:医王山。宗派:天台宗。本尊:東方薬師瑠璃光如来。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-医王山東源寺

東源寺:写真

東源寺
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