岩井温泉: 岩井廃寺

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概要・歴史・観光・見所
岩井廃寺(岩井温泉)概要: 案内板によると「 弥勒寺は今から約1200年前弥勒寺(岩井廃寺)の白鳳期に創建されたもので礎石は三重塔の心礎石であり古くより「鬼の碗」と呼ばれている。この礎石は横3メートル63センチ、横2メートル36センチの日本最大級のもので、円口外縁に高さ3センチ、一辺1メートル40センチの方形造りだしをもつ白鳳期の特徴を示しており、出土瓦も白鳳期より平安初期にわたる三種に分類され、寺院修築の年代を示すものと注目されている。付近には金堂が建立されていたと思われる「弥勒堂」南におよそ100メートルの「大門」などの地位はかつての寺院規模を考えさせる。昭和6年11月26日、史跡として文部大臣の指定を受けている。 若美町教育委員会 」とあります。

さらに廃寺跡から発見された「岩井廃寺の鎧瓦」は昭和49年(1974)に岩美町指定保護文化財に指定されています。付近には延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社、御湯神社、大神社が鎮座(宝暦2年:1752年に大野地区から隣接する現在地に遷座)していた事から当時は当寺周辺が巨濃郡の中心として繁栄していたと思われます。

又、平安時代に当寺から延算寺(岐阜県岐阜市)に遷されたと伝えられる木造薬師如来立像(延暦24年:805年、伝教大師最澄が因幡国岩井郡岩井で楠の木から3体の仏像を彫り込んだと伝えられ、当寺と比叡山延暦寺:滋賀県大津市、横蔵寺:岐阜県揖斐川町に安置されたそうです。)が国指定重要文化財に指定されています。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-岩美町教育委員会

岩井廃寺:写真

弥勒寺(岩井廃寺)
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